roles 06. 自分で決める人~引退もコーチ就任も…ソフトボールを捨てない人の生き方・働き方 その3 (No.2)

引退したのは「投げるイメージがわかなかった」から

ココネット本社受付前にて

今:引退の引き際に関しても潔いなと思います。

山:まだできる。来年は1部でプレイできるんだ。と思う自分もいました。だけど、投げている姿の自分のイメージができなかった。なので、「ここで辞める」と決意しました。

しかし、その前の年は違いました。試合に負けてバスで帰っている最中に「いや待てよ、こうしたら勝てたんじゃないか?そうか、こうしたら勝てたな」試合のシミュレーションで頭の中がいっぱいなわけです。これは覚悟してもう1年やるしかないな。覚悟決めて頑張ろうって思ったのが優勝した前の年です。そして翌年、優勝した後、「自分の心がどう動くかな?」と思っていましたが、先ほどお話ししたようにやりたい気持ちはあるけれど、投げているイメージができなかった。だから引退をしました。

今:ソフトボールを通じて多くの経験値を得て来られたと思います。ご自身ではどう実感されていますか。

山:ソフトボールを通してたくさんの指導者、仲間、会社の方、そして地域の方々に出会い、私自身、考え方が大きく変わってきました。 断言できるのは、応援し支えてきてくださる方がたくさんいたからこそ、今の私がいるということ。本当に感謝です。

今:現在の会社に、大垣ミナモの時の同僚を呼んだと伺いました。

山:はい。その頃ちょうど立ち上げたお店があったので、声を掛けたら来てくれました。

今:最近よく耳にするアスリートのセカンドキャリアですね。引退後のキャリアに関して悩む方は山田さんの周りにはいらっしゃいますか。

山:はい。多いです。地元を離れている人間も、基本的にはソフトボールで来ているんで、引退したら帰りたいという人が大半なんです。結婚した人は別ですけど。その人たちが地元に帰れない理由の一つが「仕事がない」ということ。大きな原因だと思っています。ココネットは全国規模で勤務地があるので私は恵まれていたと思います。先ほどお話ししたように、スポーツに対する理解もありますから。絶対にやりたいことがあるというのであれば別ですが、何をもってしてもまず「地元に帰りたい」という方であれば、うちの会社を勧めています(笑)。

コミュニケーションと人間関係の重要性

今:今後はココネットでどんな仕事をしていきたいですか。

山:ハーティストの皆さんともっとコミュニケーションをとっていって、やる気やモチベーションを上げていきたいです。もっと頑張るぞという気持ちを持ってもらうために、皆の要望や細かい部分をちゃんとかたちにしていって、信頼関係に繋げていきたいです。こいつがいうなら仕方ないな。手伝ってやるよ。と思ってもらったうえで「みんなと一緒に」やりたいですね。そのためにも、直接のコミュニケーションをとる機会を強めていきたいです。人間関係は大事です。

今:人間関係において大事にしていらっしゃることはありますか。

山:私が大事にしているのは“存在意義”です。それがあるとやっぱり人は嬉しいし、やる気が出る。もっと意欲も湧いてくると思うんです。

組織において自分の存在意義を感じることができない人は、いずれ腐っていくと思うんですよね。そのためにも、もっと、現場に入ってまずは自分が仕事を覚えたい。今はまだそこまでできていないというのが現状なので。

今:人間関係を築く上で、根幹になる部分ですね。山田さんの今後の夢はなんですか。

山:結婚がしたいです(笑)。仕事もやりたいし、ソフトボールにも関わっていたい。他の球技もやりたいし、親孝行もしたいです。

 



自由の裏には責任があることを、高い経験値を以って自分ごととして語ることが出来る山田さんは、自分自身を信頼出来ている方。だからこそ、腐らないし迷わないしカッコつけない。こういう方は本当に強いです。
覚悟を持ってやるやらないと決めてきたと語っていた山田さんは、「夢」や「目標」についても安易に口に出さないと話していました。成功するために一番大事なものは「胆力」であることを改めて実感させられた瞬間でした。
やるべきことを全うし、チャレンジを続ける山田さんを、rolesは全力で応援します!
山田さん、ココネット株式会社様、この度はインタビューへのご協力、本当にありがとうございました。